水素製造装置メーカー専門メディア|SUINAVI » 水素製造装置メーカー・商社一覧 » 大阪ガス

大阪ガス

目次

大阪ガスは、都市ガス事業で培った触媒技術を活かし、オンサイト型水素製造装置HYSERVEシリーズを展開しています。ここでは、大阪ガスの水素製造装置の特徴や導入事例について解説します。

大阪ガスのキャプチャ画像
画像引用元:大阪ガス公式HP(https://www.osakagas.co.jp/)

大阪ガスの水素製造装置の特徴

24時間AI監視で
運用負担を最小化

HYSERVEシリーズの強みは、装置を導入した瞬間から運転を意識させない手離れの良さにあります。全モデルにAI搭載の遠隔監視システムが標準実装され、24時間365日リアルタイムで温度・圧力・純度・稼働率をセンシングし、異常兆候を自動で検知します。

データは大阪ガスリキッドの監視センターへ送信され、経験豊富なエンジニアが解析。警報履歴はユーザーも閲覧できるため、品質保証やISO監査にそのまま活用できます。

再生可能ガス対応で脱炭素を加速

改質効率は高水準を維持しながら、原料ガスとして都市ガスやプロパンに加えてバイオガスやe-メタンも利用可能です。再生可能由来の分子をそのまま高純度水素へ変換できます。

ユニットを並列接続することで大容量クラスまで段階的に拡張でき、需要変動や事業拡大に合わせて設備投資の効率化が可能です。運転負荷は40~100%でリニアに追従し、夜間や休止日に無駄な燃料を消費しない点も電力ピークカットに貢献します。

大阪ガスの水素製造装置

HYSERVE-300X

大阪ガスの製品画像
画像引用元:大阪ガス公式HP(https://www.osakagas.co.jp/sp/company/press/pr_2023/1766645_54097.html)
発生方式化石燃料改質(水蒸気改質)
水素純度(%)99.999%以上
水素発生量(Nm³)300Nm³/h
設置場所公式HPに記載なし
供給形態公式HPに記載なし
運転圧力公式HPに記載なし
自動運転公式HPに記載なし

スペックから読み解く現場導入と事業拡張のメリット

エネルギーインフラのプロフェッショナルである大阪ガスが手掛ける水電解システムは、都市部の限られた工場の悩みを解決し、次世代のクリーンエネルギー社会への布石となります。

① 設置・運用面:設置面積最大50%削減と段階的導入(現場メリット)
大規模な水電解システムの導入において、既存の工場や都市部における「設置スペースの確保」は特に頭を悩ませる問題です。同社は水電解システムの設置面積を最大50%削減する技術開発を進めており、狭小地であっても既存の生産ラインを大きく変更することなく導入が可能です。まずは小規模からスタートし、需要増に合わせて段階的に増設していく無駄のない設計が現場の負担を和らげます。

② 戦略・IoT面:日立との協創(予知保全)とe-メタンの将来性(経営メリット)
経営層が危惧する「導入後のシステムダウン」や「メンテナンス人員の不足」に対し、同社は日立製作所と協創し、最適運用や予知保全といった高度なデジタルサービス(IoT)を提供しています。これにより水電解システムの稼働率と自動化を最大化し、管理コストを大幅に引き下げます。
さらに、再エネ電力と水・CO2から未来の都市ガス「e-メタン」を生成する次世代技術(SOECメタネーション)の実証も推進しており、企業の長期的なカーボンニュートラル戦略(GX)の強力なパートナーとなります。

HYSERVEシリーズの
主な用途

装置が生成する水素は電子部品製造、金属熱処理、燃料電池車用水素ステーションなど多岐にわたる分野で利用されています。半導体や液晶パネルの製造工程でも利用でき、これらの製造工程では還元雰囲気を安定供給することが歩留まりを左右しますが、現場設置型のHYSERVEであれば純度99.999%の水素を必要な時に必要な量だけ確保でき、カードル交換の待機時間をゼロにできます。

大阪ガスの水素製造装置の事例

都市ガスから水素へ、
次世代モビリティを支える
技術革命

大阪ガスは、都市ガスを原料に独自の触媒技術で環境にやさしい水素を製造し、燃料電池自動車に供給する水素ステーションを開発・運用しています。

国内の都市ガス改質型ステーションである北大阪水素ステーションで水素製造装置HYSERVE-300を導入。開発に携わった技術者たちは、装置の小型化・高性能化に挑み、プロセス設計の見直しや新規精製技術の導入によって課題を克服しました。水素供給のオンサイト型・オフサイト型の両方式と効率的な運用で、水素エネルギーの普及と燃料電池自動車社会を支えています。

大阪ガスの水素製造装置が
おすすめな企業は?

高純度水素を常時必要としながら供給コストやボトル交換の手間を抑えたい金属熱処理業、半導体・電子部品工場、研究機関に適しています。他にも、自社内に水素ステーションを設置したい物流・バス事業者にとって、HYSERVEは資金回収を短縮しつつ脱炭素効果も得られるソリューションと言えます。

こうした要件に応える装置を選ぶには、水素の活用目的に合った方式・性能の見極めが重要です。当サイトでは、用途別におすすめの水素発生装置を紹介しているので、装置選びの参考にご活用ください。

大阪ガスの基礎情報

1897年創業のエネルギー企業で、近畿圏に都市ガスを供給するほか、海外の液化天然ガス開発や水素関連技術の研究も推進しています。Daigasグループとしてe-メタンや燃料電池の開発に挑み、2050年カーボンニュートラルを掲げています。

本社所在地大阪府大阪市中央区平野町4-1-2
電話番号公式HPに記載なし
公式URLhttps://www.osakagas.co.jp/